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目指せ!イクメン父ちゃん!!

母親には劣るけど、子育てに奮闘する父親の日記

育児本レビュー:心の強い男の子の育て方


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タイトル:10歳までに知っておきたい!心の強い男の子の育て方

著者:和田秀樹

出版社:学研パブリッシング

価格:1300円(+税)

 

精神科医のお医者さんが書いた本です。『男の子を育てる母親に向けた本』ですが、ぼくのような男親が読んでも勉強になる本です。

 

まず、書き出しが素晴らしいと思いました。

『あの手この手でお母さんを振り回す悩ましさとはうらはらに、このうえなくかわいい存在の男の子。この手ごわい我が子を相手に、忙しくも充実した日々をお送りのことと思います』

2人の男の子を育てている嫁さんに、この冒頭を読んで聞かせました。

反応は?

 

「まさに、その通り!!」

 

だそうです。

我が家には男の子だけですが、仮に娘もいるとすると、もちろん愛おしい存在だと思います。ですが、この本を読むと、母親にとっての息子は『特別な存在』なんだと感じました。

 

筆者が問題提起しているのは、『現在の日本には競争心のない男の子がとても多い』ということです。その原因として、親が『現実は競争社会である』ことを幼い頃から教えず、『皆が平等な社会が一番いい』という理想を強調していることがあげられます。現代の学校では父兄からのバッシングを恐れ、子供たちに競争を促さない『事なかれ主義』の教育者が多いことも原因のひとつだと指摘しています。

 

男の子には幼い頃から、『現実社会』を教えるべきだそうです。そうでないと、多くの子供にとって最初のハードルである『受験』という『競争』で戦えない子供になる可能性があるようです。極端な話、男の子に対しては、「勉強して、高学歴を得て、出世して金持ちになることは、決して悪いことじゃない。それを悪いことのように言う人は、ただ僻んでいるだけ」と教えるべきのようです。

 

本書の最初には、『男の子はあと伸び型』だということを知っておく必要があると述べています。我が家の息子たちの周りを見ても、明らかに女の子の方が成長が早いと感じます。特に言語能力の発達については、大きな差があるように思います。この状況は小学生くらいまで続くようですが、「そんなもんなんだ」と割り切り、その後に待っている息子たちの『伸びしろ』に期待しています。

 

次に、男の子を持つ親が「あなたなら出来るはず!」と信じ、またそれを言ってあげることの大切さが述べられています。叱ることは悪いことではなく、子供の実力を信じて能力を引き出すような言い方で叱るという工夫が必要だと思いました。

 

『しつけ』については、『やっていいこと』と『悪いこと』を教えることだと書かれています。とても難しいことですが、親としては『終始一貫の態度』が求められます。自分の気分が良いから悪いことをしても叱らないとか、会社で嫌なことがあったからいつもより厳しく怒るといったことではダメだということですね。親も人間なので、そのときの気持ちに左右されますが、『終始一貫』でないと子供が混乱する、ということを頭に入れておくべきだと思います。

 

そして、男の子が自分に自信がもてるようになるよう、習い事などで『強み』を作ってあげることが良いと述べられています。友達と競い合い、自分の『強み』を生かして勝ち、成功体験させてあげることが大切だということです。「世の中は競争社会なんだよ」という事実を息子たちに教え、自分が得意としていることであれば、「負けたくない」という気持ちになってもらえるよう教育しようと思います。

 

勉強については、早い時期から『楽しいもの』という認識を持たせることが望ましいと書いています。何かを学ぶと新しい発見があり、それがまた次のステップへのモチベーションになりますよね。過剰にすると効果が薄れますが、上手に誉めてあげることも子供が楽しんで勉強するのに必要なことだと思います。親としては、時間を見つけて一緒に本を読んだり、調べものをしたりといったサポートができます。また、親自身も何かを学ぼうとする姿勢を見せることも大切ですね。

 

幼少期においては、『本音のコミュニケーション』ができることも大切だそうです。特に子供が友達と上手に付き合っていくためには、家庭内での良好なコミュニケーションが求められるということです。その際、「言いたいことは言うべき」と教えますが、『相手・場所』によっては言わない方がよい、言ってはいけないことがあるということをよく理解させる必要があります。子供でも人に対する好き嫌いはあると思います。心の中で思うのは制御できないこと。ですが、それを面と向かって言わない方がいいことも事実。親としては、子供が思ってることを聞き出せる姿勢でいること、また分別を教えてあげれる存在でいることが大切ですね。

 

適度なプレッシャーは、子供の成長にとって有効であるそうです。なにも期待しないと、「どうせ僕なんて…」と思ってしまうし、期待しすぎると、そんなの無理」となってしまいます。親としては子供の能力をいつも観察しておき、「ちょっと難しいかもだけど…」くらいのことにチャレンジさせてあげるといいのかもしれません。親の方から制限するのではなく、果敢にチャレンジできるようにしてあげることが大切ですね。

 

子供は親が思っている以上に賢くて、親の言動をよく分析しているようです。なので、誉めるにしても『上手く』やらないと、効果は薄れるようです。子供が「どこを誉めてもらいたいか」をよく考える必要がありそうです。そのためにはやはり、日頃からよく観察し、子供が頑張っているところを見極めなくてはなりませんね。

 

親としては寂しい気もしますが、『親離れ』はやがて訪れます。いつまでも親のスネをかじっていてほしいなんて思いませんが、親の心配をよそに、外に向けて自分の世界を作っていく姿を見るのは、喜び半分・寂しさ半分なのかもしれません。男の子は、特に母親に対して隠し事をし始めるときが、この時期の始まりだそうです。好きな女の子ができても友達にしか言わない、エッチな本を手に入れた…なんてことですね。この時期にあまり干渉せず、我が子の成長を喜ぶくらいの余裕があれば…と思います。

 

ある方法を試みて、それが上手くいかなかった場合、それに固執する必要はないと思います。だれひとりとして、「これをやれば、必ず上手くいく!」なんていう子育て方法は知りません。なので、「我が子に効果的な方法はなんだろう?」と考えながら、試行錯誤することが求められると思います。だからと言って、闇雲にいろんなことをやっていると、子供も親も疲れますね。やはり親としては、「どんな方法が良いとされているのかな?」という視点で、書籍を読んだりして情報収集することが大切なんだと思います。

 

以上はぼくがこの本を読んで、「父親として子育てをする上で大切だな」と思ったことを中心に書きました。本書を読む中で、「これは父親には担えない」とか、「筆者のこの考えには賛同できない」という点は、基本的に記してないです。そんな中にも読み手によっては有益なことがあるだろう…とは思います。

興味のある方は本書を読んでみて、筆者やぼくの感想に賛同できる点・できない点を見いだし、それらを子育てに活かしてみてはどうでしょうか?

 

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